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令和7年度【358回~


がんセンターセミナー開催記録

対象者

医学研究者及び医療従事者等

第359回

テーマ

がんゲノムプロファイリングを用いた tumor-informed ctDNA モニタリングの臨床実装

開催日時

令和7年8月1日(金)17:30~19:00

演者

西塚 哲 先生(岩手医科大学 医歯薬総合研究所 医療開発研究部門 特任教授)

概要

我々はがんゲノムプロファイリング検査で得られた遺伝子変異情報を、血中の腫瘍由来循環DNA(ctDNA)として体内腫瘍量のモニタリングに利用している。患者個別の変異を迅速かつ高感度にctDNAとして追跡できるように、1000種類以上の遺伝子変異に対するデジタルPCRプローブを設計・合成しライブラリ―化した。岩手医大附属病院での実装を通して、このライブラリーを用いたtumor-informed ctDNA モリタリングは早期再発予測、治療効果判定、無再発確証の点において優位性のある検査であることが示唆されている。

開催形式

ハイブリッド形式(大会議室・オンライン開催)
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第358回

テーマ

AML治療の新たな展望:個別化アプローチに基づく治療体系の再構築

開催日時

令和7年7月25日(金)17:30~19:00

演者

横山 寿行 先生(山形大学大学院医学系研究科 内科学第三講座 血液・細胞治療内科学分野 教授)

概要

急性骨髄性白血病(AML)の治療は、従来の画一的アプローチから、遺伝子変異に基づく個別化治療へと移行しつつある。この変化の背景には、シークエンス技術の進歩によって多数の遺伝子異常の同定が可能となったことに加え、分子標的薬を含む新規薬剤の導入がある。さらに、微小残存病変(MRD)を用いた予後予測や治療介入、維持療法の意義の再評価が進んでいる。加えて、同種造血幹細胞移植の方法や支持療法にも新たな展開が見られ、AML治療の枠組みそのものが再構築されつつある。

開催形式

ハイブリッド形式(大会議室・オンライン開催)
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