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がんセンターセミナー


会場

宮城県立がんセンター大会議室
※医学研究者及び医療従事者を主に対象としております。

第314回 肺がんの耐性研究から見たがんの可塑性と多様性

開催日時

令和元年9月6日(金)17:30~19:00

演者

片山 量平(公益財団法人がん研究会 がん化学療法センター 基礎研究部)

概要

進行肺がんは今なお難治性であり、年間8万人近い患者が命を落としている。我々は、IRBにて承認された臨床観察研究参加に同意された患者由来の、治療前・後の胸水や生検検体などを用いて治療抵抗性機構の解明を行ってきた。これまでに、EGFR活性化変異やALK融合遺伝子といったドライバーがん遺伝子に対する獲得耐性機構とその克服法候補を明らかにしてきたが、近年では、免疫チェックポイント阻害薬に代表されるがん免疫チェックポイント阻害薬の獲得耐性機構をも明らかにしてきた。本発表では、それら耐性機構について、同一患者内での多様性や腫瘍の可塑性に触れながら最新の研究成果についても紹介したい。

第313回 ロボット支援手術を安全に普及させるための組織体制づくり

開催日時

令和元年7月31日(水)17:30~19:00

演者

武中 篤(鳥取大学医学部器官制御外科学講座 腎泌尿器学分野)

概要

本邦では2009年に手術支援ロボットが薬事承認され、2012年に前立腺癌、2016年に腎癌手術が、2018年には、婦人科、消化器外科、胸部外科、心臓血管外科領域の術式においても保険診療が可能となった。今後の急速な普及に向けて安全体制の確立は必須であると思われる。ロボット支援手術は、術中の情報伝達経路や意思決定法が開腹手術、内視鏡手術いずれとも異なり、独自のノンテクニカルスキルが必要である。ま た、学会や各施設における医療安全指針の確立も求められる。日本泌尿器科学会および日本泌尿器内視鏡学会では、ロボット支援手術におけるガイドラインや教育プログラムの策定と共に、2015年よりプロクター制度を立ち上げた。一方、鳥取大学医学部附属病院では、2010年にロボット支援手術を開始するにあたり、低侵襲外科センターという診療科・職種横断的組織を立ち上げ、独自の運用法を導入し、安全な普及に努めてきた。本講演では、ロボット支援手術の特殊性、日本泌尿器科学会・泌尿器内視鏡学会の取組み、鳥取大学低侵襲外科センターの運用法などを紹介した

第312回 東北大学病院外科における直腸癌のロボット支援手術の取組み

開催日時

令和元7月23日(火)17:30~19:00

演者

大沼 忍 (東北大学病院 総合外科)

概要

da Vinciによるロボット支援手術は、2012年4月に前立腺癌、2016年4月に腎癌で保険適応となり、2018年4月には、肺癌、縦隔癌、食道癌、胃癌、直腸癌、膀胱癌、子宮体癌、心臓弁膜症に保険適応が拡大された。東北大学では、2011年11月にda Vinci(r) Sが導入され、泌尿器科を中心にロボット支援手術が行われてきた。当科では、2016年5月から臨床試験として直腸癌に対するロボット支援手術を導入し、慎重に症例を積み重ねてきた。その後、2017年12月にda Vinci(r) Xiが導入され、さらに2018年4月の保険適応拡大を受けて、当科における直腸癌に対するロボット支援手術件数は増加傾向にある。本セミナーでは、当科における直腸癌に対するロボット支援手術の現況についてお話しさせていただく予定である。

第311回 翻訳異常を認識する品質管理とリボソーム動態制御

開催日時

令和元年7月12日(金)17時30分

演者

稲田利文先生 (東北大学大学院薬学研究科)

概要

遺伝子発現の根幹であるタンパク質合成装置であるリボソーム機能の低下は、不良タンパク質の蓄積やオルガネラの損傷など、広範な細胞機能障害を引き起こす。しかしながら、様々なリボソーム変異に起因するリボソーム病発症のメカニズムは未だ十分理解されていない。我々は、機能欠損変異をもつ異常リボソームや様々な異常mRNAの翻訳によって引き起こされるリボソーム停滞が、細胞の持つ品質管理機構によって認識し解消される分子機構を解析してきた。最近、E3ユビキチンライゲースよって異常なリボソーム停滞が認識され、リボソームのユビキチン化によってリボソームの運命が決定されることを見出し、「リボソームユビキチンコード」を提唱している。本セミナーでは、異常翻訳に対する品質管理の分子機構と生理機能の解析の現状を紹介したい。

開催記録(過去年度分)