グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  診療科・部門紹介 >  診療科紹介 >  頭頸部内科 >  頭頸部内科【診療内容】

頭頸部内科【診療内容】


診療内容

1.頭頸部癌に対する化学放射線治療

頭頸部扁平上皮癌は、咽頭、喉頭などのいわゆるのどから発生する癌です。食べたり声をだしたりする機能と密接に関係し、進行するとごはんがたべられなくなったり、息ができない、声が出なくなったりします。手術や放射線治療によって治療します。当科では、進行した癌に対して放射線治療と抗がん剤治療を併用する治療 (化学放射線治療) を担当しています。化学放射線治療は、発声などの機能温存に有効な治療ですが、一方で治療中の粘膜炎、皮膚炎、治療後の口腔乾燥症、肩こりなどの患者さんの負担の大きい治療です。当院では、がん専門病院ということから、病棟の看護スタッフ、リハビリテーション、栄養管理などコメディカルが副作用管理に熟練しており、患者さんの大きな助けになっています。

2.再発・転移頭頸部がんに対する緩和的薬物療法

当科では、頭頸部および甲状腺の悪性腫瘍を対象に全身薬物療法を行っています。頭頸部扁平上皮癌では、2010年以降、分子標的薬、免疫療法薬が登場しました。また、唾液腺癌では、HER2陽性唾液腺癌に対するトラスツズマブとドセタキセルの併用療法、NTRK融合遺伝子陽性に対するエヌトレクチニブ、ラロトレクチニブが臨床に登場し、甲状腺がんでは分子標的薬のレンバチニブ、ソラフェニブ、セルペルカチニブなどが治療に使用できるようになり、患者さんの寿命が飛躍的にのびています。ほとんどの治療が入院を必要とせず、患者さんが日常生活を送りながら、がん治療ができるようになりました。

集合写真