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呼吸器外科



呼吸器外科の手術の特徴

呼吸器外科では呼吸に関わる肺と気管・気管支の病気に対する外科治療を主に行っています。また、縦隔(心臓の周囲)や胸壁(肋骨や筋肉)の病気も担当しています。
従来、呼吸器外科の手術は肋骨の間を大きく切開したり、肋骨を切断したりして行うものでした(開胸手術)。この方法は痛みが強く、手術後の回復に長期間を要します。胸部の筋肉の損傷により呼吸障害の原因となる場合があります。また胸部の手術後には長期間に渡って疼痛が残る合併症(術後疼痛症候群)があり、患者さんの生活の質を落とす大きな要因でした。
現在われわれが主に行っている手術は胸腔鏡手術と呼ばれる方法です。胸腔鏡手術では体に小さな傷(ポート孔)を設けて細長い手術器具を挿入し、胸腔内の様子をビデオモニターで見ながら行います。それぞれの傷の大きさは1-4cm程度と小さいため、痛みが軽減され、入院期間が短縮でき、早期の社会復帰が可能となりました。開胸手術で問題となっていた胸部の筋肉の損傷による呼吸障害も少ないため、従来は手術が難しかった高齢の患者さんや肺機能が低下した患者さんでも手術が行えるようになりました。術後疼痛症候群の発症頻度も低下します。2019年4月からは基本的にすべての患者さんに対して胸腔鏡手術を行っています。
2019年10月には従来の胸腔鏡手術よりもさらに体の負担が少ない単孔式胸腔鏡手術を導入しました。胸腔鏡手術は通常3から5箇所のポート孔を設けますが、単孔式胸腔鏡手術では1つのポート孔からすべての手術操作を行います。手術で切除した病変と臓器を体外へ摘出するためには3-4cm程度の切開が必要となり、単孔式胸腔鏡手術で設けるポート孔はこの1箇所のみです。従ってこれ以上は傷を小さくすることも減らすこともできない、究極的に体の負担が少ない手術方法と言えます。従来の胸腔鏡手術と比較して術後疼痛症候群の危険性がさらに少なくなり、患者さんから大変喜ばれています。
われわれはこれからも患者さんの体への負担が少なく、治療効果の高い手術を提供して参ります。

胸腔鏡手術

小さな傷から手術器具を挿入します

小さな傷から手術器具を挿入します。

ビデオモニターを見ながら手術を行います

ビデオモニターを見ながら手術を行います。

胸腔鏡手術と開胸手術の比較

診療実績

疾患別の手術件数

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
原発性肺がん 125 129 113 107 114 140
転移性肺腫瘍 17 12 22 24 17 21
肺良性腫瘍 10 8 14 16 13 16
縦隔腫瘍 12 11 13 4 10 20
胸壁腫瘍 2 0 3 1 1 1
胸膜悪性中皮腫 0 1 0 2 2 0
膿胸 1 0 0 1 1 1
気胸 0 0 0 0 1 4
気腫性肺嚢胞 0 0 0 0 0 0
肺生検 0 0 0 0 0 3
その他 5 3 3 3 2 4
合計 172 173 168 158 169 210

手術アプローチ別の手術症例数

手術方法ごとの手術症例数

対象疾患

  1. 肺がん
  2. 転移性肺腫瘍
  3. 良性肺腫瘍(硬化性血管腫、肺過誤腫など)
  4. 縦隔腫瘍(胸腺腫、胸腺癌、胸腺嚢胞、奇形種など)
  5. 胸壁腫瘍(神経原性腫瘍、肋骨腫瘍など)
  6. 膿胸
  7. 自然気胸、肺気腫などの良性肺疾患

他の診療科と担当が重なる領域の疾患に対する合同手術も積極的に行っています。

医師紹介

名前 職名 専門医等
阿部 二郎 診療科長 呼吸器外科専門医合同委員会 呼吸器外科専門医
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
川村 昌輝 主任医長 呼吸器外科専門医合同委員会 呼吸器外科専門医
日本外科学会 外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
肺がんCT検診認定機構 CT検診認定医
片平 真人 医師
宮部 真悟 医師