病理診断科【診療実績】
診療実績
当院はがん専門病院であるとともに、がんゲノム医療連携病院であり、目指していることは患者個人レベルで最適な治療法を分析することにある。効率よくがん医療を提供するためには、これまでの臓器別治療から遺伝子変異別治療への転換を図る必要がある。その試料として急速凍結後バイオバンクに収集保管される手術症例数は約300症例/年で、それらはがんの実臨床やがん研究のために有効利用されている。図7-10には2021年12月末時点での累計症例数とその内訳を示す。
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
組織診 | 5,427 | 5,266 | 5,246 | 5,241 | 4,879 | 5,007 |
迅速診 | 382 | 369 | 394 | 458 | 410 | 406 |
細胞診 | 6,140 | 5,974 | 5,901 | 5,908 | 5,499 | 5,791 |
迅速診 | 180 | 187 | 179 | 185 | 193 | 195 |
図7
保管症例数(内訳)
病例数 | |
脳 | 288 |
頭頸 | 319 |
乳腺 | 729 |
呼吸器 | 1,227 |
消化器 | 999 |
婦人科 | 775 |
泌尿器科 | 348 |
整形他 | 106 |
計 | 4,790 |
図10