頭頸部外科【診療内容】

診療内容

頭頸部外科チームでは、頭頸部外科および内科医加え、放射線治療科、放射線診断科、形成外科、歯科など多職種での合同カンファレンスを行なっており、外科治療、薬物治療、放射線治療のエキスパートが集まり、患者さんの価値観やQOL (生活の質) を重視し、治療法を限定せず、最適な治療の提供を目指しています。

放射線治療

頭頸部領域では手術および化学療法と並び重要な治療法の一つです。適切な使用で機能温存の可能性を上昇させることが可能です。宮城県で最も早く強度変調放射線治療 (IMRT) を取り入れ、合併症を軽減しながら根治性を高める治療を行っています。

手術治療

手術治療は形成外科と共同で行う組織移植を要する規模の大きな手術から内視鏡手術まで幅広く行っています。重要なことは最善の生命予後と最善の機能温存を同時に果たすことです。下咽頭がんや喉頭がんに対する喉頭温存手術は日本屈指のレベルと症例数を誇っています。また、低侵襲や機能温存という言葉とともに語られることが多い内視鏡手術も咽頭がんおよび甲状腺がんに対して施行しており県内屈指の症例数を誇っています。

当科の目標は生命予後とともに機能温存を果たすことであり、最善方法を用いて適切な切除と工夫を用いた再建およびリハビリを行い、その目標を果たすため、日々努力を重ねています。