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消化器外科【診療内容】


診療内容

胃グループ

2012年より完全鏡視下での胃切除術を導入しました。その後適応を拡大し、最近では当科での胃癌手術の約8割を腹腔鏡 (ロボット支援手術を含む) で行っています。胃粘膜下腫瘍に対しては、消化器内科と連携して内視鏡・腹腔鏡合同切除を行い必要最小限の切除に努めています。高度進行癌に対しては術前化学療法など他科と積極的に協力しながら集学的治療を行っています。2020年8月からはロボット支援下胃切除術を保険診療として行っています。また日本臨床腫瘍研究グループ (JCOG) の胃がんグループのメンバーとして各種臨床試験に取組み、全国の医療機関と連携しています。
一方で、手術により胃癌が治癒しても胃切除後障害による生活の質 (QOL) の低下を余儀なくされる方も少なくないため、「胃外科・術後障害研究会」のワーキングメンバーとなり、栄養科と協力して術後障害の早期対応に努めています。

大腸グループ

大腸癌に対してはこれまでも積極的に腹腔鏡手術を行ってきましたが、2020年からは直腸癌、2022年からは結腸癌に対するロボット支援手術 (ダヴィンチ手術) を保険診療として開始しております。
直腸癌手術は骨盤内の狭い空間に直腸、膀胱、前立腺、子宮や種々の神経が近接して存在しており周辺臓器の機能温存、肛門に近い腫瘍の場合は肛門機能の温存が問題となります。
しかし、その温存は術後の再発とも関連してくるのでそのバランスを取ることが大切になります。当科では根治性と機能温存の両立をめざして直腸癌に対して積極的にロボット支援手術や術前化学放射線療法を導入しております。
また日本臨床腫瘍研究グループ (JCOG) の大腸がんグループのメンバーとして全国の医療機関と連携して各種臨床試験に参加しております。

肝胆膵グループ

肝胆膵外科の対象疾患は、原発性肝癌 (肝細胞癌・肝内胆管癌) 、転移性肝癌、胆管癌、胆嚢癌、十二指腸乳頭部癌、膵癌、膵管内乳頭粘液性腫瘍 (IPMN) など多岐にわたっています。診断が難しい症例や大きな手術が必要になる場合が多いため、われわれは高度な専門知識と豊富な経験により、患者さん一人ひとりの症状や病状に合わせた最適な治療法を選択し、最新の治療法と技術を提供するべく日々尽力しております。特に、腹腔鏡下手術やロボット支援手術など、東北地方でまだ導入していない施設が多い、高難度な肝胆膵外科手術も積極的に行っています。
また、肝胆膵の悪性疾患は、インターベンション治療、抗癌剤治療、放射線治療など、他の治療との組み合わせが必要なことが多いのもその特徴です。これらの治療はより専門性が要求されますが、消化器内科、腫瘍内科、放射線科などとの連携によって質の高い集学的治療を実践できることが当院の特徴です。