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副作用について


私がのんでいる薬に『副作用』はあるのでしょうか?

ある患者さんが、咳がひどいために受診しました。医師は咳止めの薬を処方しました。
この薬は「咳を抑える働き」をもっていますが、同時に「便を硬くする働き」も持っています。
この薬を服用したら、咳は止まりましたが、便秘気味になってきました。
この場合、「咳を抑える働き」は医師が期待した「主作用」で、「便を硬くする働き」は、副作用だったのです。しかし、この症状は薬を中止すれば元に戻ります。
一方、この薬は便を抑える目的で使用することもあります。
この場合は「便を硬くする働き」は医師が期待する「主作用」と言うことになります。
このようにひとつの薬でもいくつかの働きを持っているのです。

  • 副作用が全くない薬はほとんどありません
  • しかし、正しくのんでいる限り副作用がでない場合の方が多いのです

薬は医師の指示どおりに正しくおのみいただければ、多くの場合は副作用についてあまり心配ありません。
用法を守ってきちんとおのみください。
もし正しいのみ方を守らないと、多くの薬は副作用をひきおこすことがあります。
このような副作用は医師の指示どおり正しく薬をのむことでほとんど防ぐことができます。

ひとことで「副作用かな?」といってもいろいろな場合があります。
すぐに受診しなければいけないもの、様子を見ておいてよいもの、副作用とは考えられないものなどいろいろあるため、「副作用かな?」とおもったら早期に病院のスタッフ(医師、薬剤師など)にご相談ください。
適切なアドバイスをいたします。