低侵襲外科センター
令和元年9月からダヴィンチ手術を開始いたしました。開放手術と比べて、出血量が少ない、術後疼痛が軽減する、術後回復が早い、入院期間が短いなどの利点があります。泌尿器科の前立腺がんの手術から開始し、消化器外科手術も開始となっております。今後、婦人科、呼吸器外科、頭頚部外科の各科も手術を開始する予定です。低侵襲手術を多くの患者さんにトップレベルの水準で「安心・安全」に提供できるよう積極的に取り組んでまいります。
当院におけるダヴィンチ手術対象疾患
保険診療
- 前立腺がん(前立腺全摘術)(令和元年9月から)
- 膀胱がん(膀胱全摘術)(令和2年4月から)
- 直腸がん(直腸切除・切断術)(令和2年7月から)
- 胃がん(胃全摘術、噴門側胃切除術)(令和2年12月から)
単孔式胸腔鏡手術:呼吸器外科領域における究極の低侵襲手術
胸腔鏡手術(内視鏡手術)やロボット手術は開胸手術(開放手術)と比較して体の負担が少ない方法であるため、 広く普及しつつあります。 当センターの呼吸器外科では手術の工夫を一歩進め、 さらに負担が少ない単孔式胸腔鏡手術を令和元年から行っています。
胸腔鏡手術やロボット手術は胸部に3箇所から5箇所の小さな切開(ポート孔)をおいて手術を行いますが、 単孔式胸腔鏡手術では1つのポート孔からすべての手術操作を行います。 呼吸器外科の手術では切除した病変と臓器を体外へ摘出するために3-4cm程度の切開が必要になるのですが、 単孔式胸腔鏡手術の切開はこの1箇所のみです。 これ以上は傷を小さくすることも減らすこともできないため、究極的に体の負担が少ない手術方法です。手術症例数などについては呼吸器外科のページをご参照ください。
胸腔鏡手術やロボット手術は胸部に3箇所から5箇所の小さな切開(ポート孔)をおいて手術を行いますが、 単孔式胸腔鏡手術では1つのポート孔からすべての手術操作を行います。 呼吸器外科の手術では切除した病変と臓器を体外へ摘出するために3-4cm程度の切開が必要になるのですが、 単孔式胸腔鏡手術の切開はこの1箇所のみです。 これ以上は傷を小さくすることも減らすこともできないため、究極的に体の負担が少ない手術方法です。手術症例数などについては呼吸器外科のページをご参照ください。