カキ食中毒の原因となるノロウイルスが鳥類に由来する可能性:環境DNAによる生態疫学解析から
本研究が提唱する、食用カキのノロウイルスは動物に由来するというモデル.当該論文Sato et al., J. Freshw. Ecol. 2023 より改編
◆食用牡蠣(カキ)による食中毒は毎年発生するが、カキの蓄積するノロウイルスが何に由来するのかは不明瞭な部分があった。
◆三陸沿岸のカキ出荷のシーズンに合わせて、環境DNA解析による網羅的な動物相の分析を行い、食用カキからノロウイルスが検出された時期と、動物種の出現パターンの相互相関を解析した。
◆食用カキでのノロウイルスの検出は、カモ類、ハクチョウ類の飛来と同調して起きていることを発見した。鳥類がノロウイルスの運び屋(ベクター)である可能性『ノロウイルス動物由来モデル』を提起した。
◆本研究は佐藤行人(琉球大学)、安田純(宮城県立がんセンター)、櫻井雅浩(仙台大学)によって実施された。
◆三陸沿岸のカキ出荷のシーズンに合わせて、環境DNA解析による網羅的な動物相の分析を行い、食用カキからノロウイルスが検出された時期と、動物種の出現パターンの相互相関を解析した。
◆食用カキでのノロウイルスの検出は、カモ類、ハクチョウ類の飛来と同調して起きていることを発見した。鳥類がノロウイルスの運び屋(ベクター)である可能性『ノロウイルス動物由来モデル』を提起した。
◆本研究は佐藤行人(琉球大学)、安田純(宮城県立がんセンター)、櫻井雅浩(仙台大学)によって実施された。