研究テーマ紹介 (一般の方向け)
研究活動の概要
がんは、個人差の大きい病気ですが、一人の患者さんのがんも、さまざまな性格の異なるがん細胞が集まってできていることが分かっています。この「性格」には、抗癌剤が効きにくい・放射線が効きにくい・早く増殖する・転移しやすいといった、治療の妨げになるものが含まれます。
わたしたちは、これらの性格の異なるがん細胞それぞれに着目して、より効果的な治療をおこなうにはどのがん細胞を狙えばいいかを明らかにしたいと思います。
わたしたちは、これらの性格の異なるがん細胞それぞれに着目して、より効果的な治療をおこなうにはどのがん細胞を狙えばいいかを明らかにしたいと思います。
研究テーマ/内容
患者さん同士のがんの違い・患者さんの中でのがん細胞の違いを研究するために、手術で切除したがんのうち廃棄するものを頂いて、実験室内でその患者さんのがんを再現します。そうして得られた貴重ながん細胞サンプルを用いて、効果的な治療を行うための研究を進めています。
画像説明文
目指すもの
多くのがんに有効な薬物もありますが、近年では一部のがんにしか効かない(しかし効く患者さんにはよく効く)薬物もだんだんと開発されるようになりました。数の多いがんだけでなく、希少がんにも着目して、その病態をひとつひとつ明らかにしていきたいと思います。