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令和2年度緩和ケア地域連携カンファレンス


開催記録

令和2年度 第2回 緩和ケア地域連携カンファレンス

令和2年8月26日(水)18:00~19:00
宮城県立がんセンター 緩和ケア内科 清川裕道医師
「当院における緊急緩和ケア病床運用の実情 -利用症例を振り返って-」
今回は、当院で緊急緩和ケア病床を利用された4症例を通して、緊急緩和ケア病床利用のあり方につき振り返ってみました。初の試みとして、新型コロナウイルス感染拡大に配慮し、Web会議(Microsoft Teams)の形式で開催しました。参加者からは会場まで移動する時間や手間が必要なかった点が良かったとの声も聞かれていました。
なるべく在宅療養を継続したい患者さんと、療養支援診療所を援助するために、緊急緩和ケア病床は設けられています。病院の体制や地域医療の現状について共有し、相互にコミュニケーションをうまく図りながら緊急緩和ケア病床がより有効に活用されるようになっていくのが理想的です。
今後も社会的状況を踏まえ集合またはオンラインで地域連携カンファレンスを開催していきますので、この活動を通じて地域の方々とのつながりがより強いものになれば幸いです。

カンファ風景

カンファ風景

令和2年度 第4回 緩和ケア地域連携カンファレンス

令和3年1月27日(水)18:00~19:00 オンライン開催
テーマ:新型コロナウイルス感染症による地域緩和ケアへの影響
報告:「新型コロナウイルス感染症による当院の緩和ケアに関する相談への影響」
宮城県立がんセンター がん相談支援センター MSW 小野貴史
当院のがん相談支援センターMSWの業務を通した「緩和ケアに関する相談への影響」として、昨年度と比較して電話相談が4割から7割へと増え、相談者は家族・親戚が5割を占めていたが院外の医療・福祉関係者が5割へと変化しました。また、相談内容としては面会に関する相談が多い傾向となっていることが報告されました。続いて、参加された方々とCOVID-19による地域緩和ケアへの影響の現状を医師・看護師18名の参加者でディスカッションしました。感染対策として面会制限を強いられていることから、訪問診療を選択する方が増えている現状が理解できました。
患者・家族は面会制限下の限られた時間で退院指導は受けていても、退院後の日々は少なからず不安を抱えています。このような状況下で地域医療に従事されている方々は一緒に見守りながら寄り添い、コロナ禍の中で在宅療養を受けている患者と家族の思いを汲みながら支援していることが分かりました。自分達が感染源にならない、感染しないという緊張感と、地域の方々を支える使命感を持ちながら地域で活動していることを参加者の皆さんと共有する機会となりました。
(文責:鈴木昭子)

カンファ風景

カンファ風景